建築素材として使用される木材は「燃えやすい」と思われがちですが、実は徹夜アルミニウムと比べ、熱によって強度が急激に低下することのない優れた素材。 ステラウッドはこの木材の力に着目し、その力をさらに高めるための耐火被覆材を用いて、火に強く・軽く、なにより環境に優しい耐火建築物の住まいです。
日本の国土の約70パーセントは森林。その多くが、戦後に植林され、活用期にありますが、日本の木材自給率はわずか3割にすぎません。 低コストで耐火性が高く、調湿性に優れた木材を使えば、私たちの生活はもっと豊かになるはず。何より、日本の木材を使い続けることは、日本の森と山を守ることにもつながります。持続可能な未来に向けて、私たちは木の家づくりを推進していきます。
木を育て、木を使うことで、森林の循環サイクルは維持されていきます。
また建築物に木を使うことは、二酸化炭素を木という形で固定し放出を失せ具という面からも有効。さらに化石使用する素材と比べ環境への負荷も低いのが特徴です。木を育て、使い続けることは、持続可能な社会の実現にも繋がっているのです。
木材は高温多湿な日本の建築材として最適。木の持つ調湿作用は、大気中の湿度が高ければ吸収し、低い時には放出することで住空間の快適さを維持してくれるのです。こうした木の魅力が浸透しはじめたことから、1990年には42.6%だった木造建築の割合は、2010年には56.6%まで上昇。木造住宅を選んで立てるという人も徐々に増えてきているのです。
木造建築は鉄骨(S)造や鉄筋コンクリート(RC)造と比べても、低価格で建築が可能。さらに減価償却が短く、節税対策にも優れているほか、工期が短いため早期の資産活用も見込めます。
建築基準法の耐火構造に関する規定には「燃えない」という言葉は記載されていません。大切なのは、建築物に火がついた際に、避難に必要な一定時間「燃え抜けず」「燃えても壊れないこと」が求められているのです。
この他にも対構造には「遮熱性(熱を伝えない)「非損傷性(崩壊しない)」「遮炎性(火が貫通しない)という性能が求められています。
木は鉄やアルミニウムと比べても、熱によって強度が低下することがありません。鉄やアルミニウムなどの金属は火災の熱で変形してしまいますが、一定以上の太さを持つ木であれば、表面が炭化した層を作って酸素の供給を断つため、燃えにくく、また建材の内部まで熱を通さないのです。
ステラウッドに使われる木を用いた建材は、メンブレン型と呼ばれるもの。 これは木の芯材の周りを、強化石膏ボードの耐火被覆材で包むことでさらに燃えにくくしたもの。このメンブレンを用いた耐火建築物は万一、花材が起きた場合、家の中の可燃物は燃えてしまうものの、家を形成する構造躯体は崩壊しない性能を持っています。このため、火災時に消火活動が行われなかった場合も、建物が放火せず自立し続けます。
青山藤が丘病院木造による耐火構造については、日本木造住宅産業協会の使用に従い、計画を行いました。設備機器などは耐火性を担保しつつ、将来的なメンテナンスが可能なよう、できる限り露出型の機器を選定しています。埋め込みの機器においては、天井を二重にすることで耐火性を確保しました。 また、壁に関しても開口部や建具部分などに不燃材料等を用いることで耐火性を考慮しています。